年とともに涙腺が弱くなったりするけれど
本を読んで泣いた事って人生で一度しかない
まだ10代だった頃
ムツゴロウさんのエッセイを読んだ
ムツゴロウ王国に初めて熊を迎えて、ムツゴロウさんと楽しく毎日を過ごしているうちに、冬眠の季節が来る
冬眠用の巣穴を用意して、また春になったら一緒に楽しく過ごす約束をして、熊は冬眠に入る
カメラで冬眠の様子を観察しているのだけれど、冬眠の最中に熊がしんでしまう
大好きだった熊が突然死んでしまって悲しむムツゴロウさんは、熊を解剖する決断をする
同じ過ちを繰り返さない為、原因を探るには解剖が必要
大好きだった熊が死んだ事を、悲しんでいるだけではいけない
好きな事を生業にするって、こんなに悲しい事なんだと思った
それなのに、ワンコを相手にお仕事をしている今日この頃